ひきこもり自立支援施設の人権無視など悪質過ぎる実態が大問題に


ひきこもり支援施設で虐待やトラブルが繰り返されているとしてネットやメディアでも取り上げられ問題になっている。
これはほんの一例だが、ひきこもり支援施設からは「娘さんの未来を買いましょう」と説得され、3カ月570万円の契約を結び、半ば強制的に拉致られたあげく、食事は一食で外出の制限もあり、抜け出して警察に助けを求めたところ施設職員に連れ戻されて暴力も受けたという。
こうした悪徳ひきこもり自立支援施設のほとんどが取り締まりもされず野放しになっている。

悪徳業者が横行する「ひきこもり支援施設」 行政のチェックなく、やり放題
https://www.j-cast.com/tv/2017/05/23298673.html

ひきこもり支援施設で虐待やトラブルが繰り返されているらしい。NHKに寄せられた一枚のファクスから、深刻な実態が浮かび上がった。ほとんど取り締まりもされず、悪徳業者を野放しにしている。

60代後半の夫婦からきたファクスには「だまされる人が出ないように取り上げて」と切実な思いがつづられていた。

この夫婦は20代の娘がおり、親子関係のもつれから「母親の頭を一回たたいたことがある」という。悩んでいるところへ、自主支援施設のホームページが目に入った。「一から支援」「就職まで」をうたっていた。

相談すると「おカネを残しても何にもなりませんよ」「娘さんの未来を買いましょう」と説得され、3カ月570万円の契約を結んだ。

こうした支援をうたう施設は、全国に少なくとも400カ所。夫婦が契約したのは「宿泊型」といわれ、施設に住まわせ、生活力やコミュニケーション能力をつけさせ、就労訓練をするという。

「何が起きているのか」と、武田真一キャスターが問う。

娘さんはマンションに押しかけた施設職員に強引に車に乗せられ「入所」させられた。そこはアパートに一室で、指導は受けられず、食事も1日一食しか与えられなかった。放置され、外出は制限された。娘さんはスキを見て警察に助けを求めたが、施設の職員が「母親の同意を得ている」と言うと、とりあってもらえなかったという。

同じ22日(2017年5月)夜にTBS「ニュース23」でも同じ事件が報じられ、こちらでは施設職員が娘さんのことを「精神障害があり、うそをつく」と警察に話したという。コロリとだまされて、安易な対処しかしなかった警察は怠慢といわれてもしかたがない。これでプロの警察官か。

娘さんはアパートに戻され、暴力を受けた。「過呼吸になり、床に転がって泣いていました」と言う。TBSでは蹴られ、箸で刺されたとも伝えた。3カ月後に逃げ出せたが、今も記憶からPTSD(心的外傷後ストレス群)で、突然パニックに陥ることがあるそうだ。

この施設(東京品川区)にNHKが取材すると、赤座孝明代表は元警察官だった。「暴力は事実無根。それ以外のコメントはしない」「そういう情報があったのなら中傷、はらいせの言動だ」と答えた。警部だったことを売りにしていたホームページは、その後修正された。

この施設の元職員2人は「入所者の腕をひねり上げて、拘束する方法を教えられた」と証言する。アパート一軒に10人程度が入所し、窓には内側から開けられない特別なカギをかけ「自由に出られず、訓練などなかった。これで自立できるのかとずっと思っていた」と語る。施設側は今はカギかけていない、訓練は実施しているとしている。両親と娘さんは損害賠償の裁判を起こした。

クローズアップ現代+「トラブル続出 ひきこもり自立支援ビジネス」 5月22日

上記のj-castの記事の問題となったひきこもり自立支援施設の代表は元警察官の赤座孝明という人物。
赤座孝明が代表を務めるひきこもり自立支援施設を調べてみると一般社団法人の「きぼうの家全国自立支援センター」という施設。
ホームページには「運営会社・代表者のご紹介」として赤座孝明代表のプロフィールが掲載されている。
そしてトップページには「もう悩まないで、ぜひ当センターにご相談下さい。元警部が運営する全国で唯一の自立支援センターです。ひきこもり・家庭内暴力・ニート等で自立しない息子、娘さんにお悩みの方、当センターは自立・就職など社会へ送り出すための専門機関です。」と謳っている。
このひきこもり自立支援施設側と入所させられた側の意見は食い違っているが、このひきこもり自立支援施設で働いていた元職員も施設運営に疑問を持ち退職をしているようだ。

また「きぼうの家全国自立支援センター」とは別業者で、フィリピンで英会話を学び、進学をサポートするというひきこもり支援業者は、滞在費やレッスン代、サポート代で600万円もかかったが事前に説明された内容とは実態は異なっていた。
洋画DVDを見るだけで英語のレッスンは一度もなくマリンスポーツやカラオケで気晴らしをするだけ。さらに6ヶ月滞在するはずだったのに、わずか半月で日本へ帰国し、残りの期間は名古屋のマンションで過ごしたという。立派な悪質詐欺業者だ。
「引きこもり自立支援 フィリピン」で検索すると支援業者がたくさんある。
どの支援業者かは不明だが、このように警察すら放置している状態ではどこも勘ぐってしまって信用できない。

不登校や引きこもりの矯正施設「戸塚ヨットスクール」や引きこもり自立支援施設「アイ・メンタルスクール」などでも過去に体罰、死亡・傷害致死などが起こり問題となった。